正直言って、最初は抵抗ありましたよ。僕は意外と保守的で、オールドとか好きな方だから。チタンってギターにとっては今までになかった材料でしょ。それに軽いし。軽いっていうのは僕にとっていいイメージじゃなかったのですよ。
でもチタンは軽いけど音色がしっかり出る。繊細な音が出る気がする。これは JAZZ 系にも使えると思いました。ロベン・フォードが使ったっていうのもわかりますね。
今、僕のトム・アンダーソンに付けていて、ニューアルバムの2曲目でも使っているのですが、立ち上がりがものすごく良くなり、全体的に音が明るくなった様に感じました。それと言葉にするのは難しいのですが、音色にエッジが効くというのでしょうか、僕は、ジェフベックみたいな、そういう音が好きだからすごく気に入っています。次は、僕の持っている63年ストラトにも付けてみる予定です。
2002/02/16 都内某レストランにて本人談
1955年大阪生まれ。中学1年で、ギターを手にした少年は、ブルース・ロック・ジャズ・フュージョンにインスパイアされ、20歳でスタジオミュージシャンとしてデビュー。 桑名正博&ティアドロップス、高中正義グループを経て、81 年、ソロ活動を開始。自身のソロアルバムをリリースする傍ら、カルロスサンタナ、安藤まさひろ、野呂一生、松岡直也といった、 内外トップ・ミュージシャンらと、共演。KORECHANz のバンドリーダーとして、テレビ東京系、「タモリの音楽は世界だ!」のレギュラーだったことも記憶に新しい。