何ゆえチタンなのかって?ギターに関していえば、覚えている限り私は長い間トラディショナルな人間でねぇ。
14才の時、アーニーボールでリペアの仕事を始めてから、たくさんの偉大なプレイヤーのギターを扱わせてもらえるようになった今日まで、トラディショナルこそ与えられた問題に対するアプローチの仕方を決めるための、大きなガイドラインになりうるのだと信じていたよ。だから私にとって新しい素材のサドルを、ストラトやテレ、レスポールとかの、まさにトラディショナルともいうべきギターに試してみようなんてことは全くの冒険だったわけだ。
ところがどうだ。我々のテストの結果、KTSのチタンサドルは、私のそういった考えを覆すほどの感銘を与えてくれているじゃないか。今、うちのラインアップのなかで、DeTemple'52,'56 そして P55 というギターとベースに、チタンサドルを使っている。うちの商品だけでなく、わたしは既に今まで50セット以上ものチタンサドルを、ピンからキリまで、すべてのグレードのギターに装着しているんだ。下は100ドルのコピーモデルから、上は、何千ドルもするカスタムショップモデルまでさ。そしてそれが、モデファイにおいて、大きな利点があるというのは疑う余地もないことだよ。
極めつけは、中古のメキシコ製ストラトだったね。チタンサドルと一緒にうちの SweetSpot Alnico ピックアップも付けてやったんだが、結果は、どんなカスタムショップモデルと比べたって、ひけをとらないものだったよ。Thank you KTS!!
--Michael DeTemple, June 23,2003
DeTemple Guitars の刻印を施した Ti Neck Plate
特注サドル
8才でギターを始め、14才にして、当時はLA郊外の小さな楽器店にすぎなかった、Ernie-Ball でリペアの仕事を始める。その頃からミュージシャンとしても活動をはじめ、 セッションプレイヤーとして、ロサンゼルスの音楽シーンに貢献してきた。ボブ・ディラン、ディブ・メイソン、ジョー・ウォルシュ、マイケル・ランドウ等、その交友関係は豪華絢爛。幼い頃から培ったリペアの技術を駆使し DeTemple Guitars を統帥する彼の創り出すギターは、まさにトラディショナルビンテージである。